トビラシステムズ株式会社
- UI/UX
- ロゴ
- LP
- デザインシステム
トビラシステムズ株式会社が提供する法人向けオンライントレーニングサービス「サギトレ」は、年々巧妙化するビジネスメール詐欺やフィッシング詐欺への対策として、従業員の“気づく力”を育てる実践型の訓練・教育プラットフォームです。実際の攻撃手口を模したメールやSMSを配信し、その反応データを可視化することで、組織のリスク傾向を把握し、継続的な改善につなげる仕組みを提供しています。
Proximoは本プロジェクトにおいて、UI/UXデザイン、ロゴデザイン、LPデザイン・制作、そしてFigmaによるデザインシステム構築を担当しました。サービスローンチ前の段階から参画し、ユーザーが最初に触れるロゴやLPから、実際のサービス画面UIまで、一貫した設計思想のもとでデザインしています。また、今後の機能追加の開発を見据え、カラーやコンポーネントを整理し、画面全体を一貫して展開できるデザインシステムを構築。ブランドの世界観と使いやすさを保ちながら、サービス拡張にも柔軟に対応できる基盤を整えました。

法人向け詐欺メール・SMS訓練サービス「サギトレ」のロゴは、“トレーニングを通じてセキュリティ意識を鍛える”という思想を視覚化したデザインです。象徴的なダンベルをモチーフとすることで、日々繰り返す学習・訓練によって“だまされない力”を育てていくというサービスの本質を表現しています。また、シンボルを囲う六角形の枠には、積み重ねられたトレーニングが強固な企業防衛を築くというメッセージが込められています。
制作にあたっては、サービスのミッションである「だまされない力を育てる」という価値と、導入企業に安心感を与える信頼性のイメージを両立できるよう配慮しました。色彩設計では、視認性とブランドとしての存在感を重視しつつ、訓練・教育の“継続性”と“成長”を感じさせるトーンを採用しています。サービスの理念に寄り添いながら、幅広いタッチポイントでご使用いただけるロゴとなるよう設計しました。

サービスの価値や特徴が初めての方にも伝わるよう、情報を整理し、サービス全体の流れが理解しやすい構成でLPを設計しました。ロゴやサービス画面UIとトーンを揃え、ブランド体験として一貫性を持たせています。料金や導入ステップなど、利用者が知りたい情報に自然にアクセスできるよう導線を整え、サービスの理解と検討を後押しするLPにまとめました。


これまでProximoさんとは取引実績はありませんでしたが、AIによる企業推薦をきっかけに「システム管理画面のデザインに強みを持つ会社」としてご紹介され、複数社から提案を受けたうえでお願いしました。選定の決め手は、当初こちらが提示していた「最低3画面をもとにデザインシステムを構築する」という要件に対し、全体の約8割にあたる約20画面をデザインした上でデザインシステムを構築するという、他社にはない踏み込んだ提案をいただいた点です。さらに予算内でサービスロゴまで作成いただけたことも大きな魅力でした。実際の進行では、週次で想定以上のスピードと量で画面デザインが仕上がり、完成した画面から並行してシステムへの組み込みを進めることができた結果、初期リリースに無事デザインを適用することができました。

今回、Proximo様にはWebシステムのデザインをお願いしましたが、デザイン会社への依頼は当社として初めての経験でした。要件定義の段階から、当初の想定以上に広い範囲のデザインをご担当いただけることが分かり、その生産性の高さに安心感を持てました。こちらの意図や背景を丁寧に汲み取り、的確にアウトプットへ反映していただけた点も非常に印象的です。画面デザインだけでなくデザインシステムの構築までご対応いただいたことで、二次開発以降はエンジニア主体でもトンマナの揃ったUIを作成できており、取引期間後まで見据えた設計により、現在も効率的なUIデザイン運用が実現できています。

Proximoさんには、ロゴ制作、テーマカラーの設定、システムデザイン、ウェブページの制作まで、お客様の目に触れる部分を一気通貫で実施いただきました。プロダクトコンセプトを深く理解し、筋の通ったご提案をいただき、特にシンボルとなるロゴデザインにおいては、サギトレのコンセプト「トレーニングを重ねることで、従業員の意識、企業のセキュリティ能力が向上する」を形として表現できたと考えております。ご提案いただいたロゴデザイン案は、どれも背景をもってご説明いただき、スムーズに絞りこむことができましたし、フォントの形状、線の太さなど何度もやり取りさせていただきました。時にはデザイナーとしての考えや客観的な意見をいただきつつ、シンプルでわかりやすいロゴが完成しました。また、当初予定していなかったウェブページの制作、商談資料フォーマットの作成もお願いし、サギトレブランドを同じ世界観で表現でき、サービスを開始することができました。

今回のプロジェクトは、プロジェクトに関わる皆さまの熱量が非常に高く、サービスに対する「こうしたい」という明確な想いが終始一貫して伝わってきました。その真摯な姿勢に触れ、私自身も自然と熱が入り、毎回の提案や検討に前向きに取り組むことができました。
意思決定が素早く、フィードバックも的確だったため、迷いのない設計方針で進めることができました。特に、サービスの立ち上げフェーズにおいて重要となる「初めて触れる接点から実際の利用体験までを一貫した世界観で整える」ことを意識し、ブランドとしての軸を丁寧に形づくっていきました。
プロジェクトに関わる皆さまと共に、サービスの核となる価値や伝えたいメッセージを深く共有しながら進められたことは、デザイナーとしても非常に貴重な経験でした。
Client : トビラシステムズ株式会社
Creative Direction : Jonghyon Cho
URL : https://sagitore.com/