株式会社ケイライン ビジネス システムズ(川崎汽船グループ)
- UI/UX
- 研修
- デザインシステム
Proximoは、川崎汽船グループにおける情報通信システム分野の牽引役である、ケイライン ビジネス システムズ様(以下KBS様)の社内のデザインシステム導入にあわせて、4ヶ月間のオンライン研修を行いました。
前半はFigmaの基礎的な使い方からUIのトレースを行い、後半は既存のデザインライブラリを用いたデザインに取り組みました。週2時間の研修を実施し毎週課題を提出していただき、講師2名でそれぞれの回答に対しフィードバックを行いました。
最終的には参加者の皆さまがFigmaを用いて、デザインに自信がついたと回答いただくことができました。
“参加者がFigmaを使ってデザインを作れるようになること” を目標に研修の設計を行いました。Figmaなどのものづくりを行うことができるツールにはたくさんの機能があり、基礎的な機能からだんだんと全員ができるようにすることが求められました。全員が必ず出席できない場合もあるため、一問一答形式のドリルをこの研修のために作成いたしました。
研修の間に機能の使い方を説明し、例題を参加者さまに回答いただき、研修後に講師が回答を確認してコメントを残す形で進行しました。
一通りのFigmaの機能を使えるようになっても、その機能を活かすための応用力がスムーズなデザイン設計の前に必要です。そのためにGoogleの検索結果画面をトレースする期間を設けました。
色・テキストスタイル・共通する数字の登録から、繰り返し利用するパーツの作成、更新に強いページレイアウトの作成までを行いました。この研修では正解を決めず、各々が効率の良いデータ設計を模索し、連続したデータを設計していただきました。
参加者のみなさまがFigmaの機能に慣れた段階で、実務に近いフローでデザインする実習を行いました。例となる顧客の設計要望を講師が用意し、それをベースに順序立てて情報を整理していきました。システムを新規で作る目的・利用するユーザー像を定め、世の中にある競合システムを俯瞰し、システムの利用される流れや要素の優先順位を検討。要件を達成するサイトマップや機能のつながりを可視化、そこからUI設計を実施しました。
UI設計フェーズではKBS様の汎用デザインシステムからライブラリを参照することで、使い勝手や見え方の順番など、より高度な設計に時間をかけることができました。研修の最終日にはそれぞれが狙った体験・画面で実現するように配慮したことを発表しました。ユーザー体験の上にあるUIを実習を通して認識することができたと感じられました
前半のFigma研修・後半のUIUX研修の最後にスコア表の共有とアンケートを実施しました。スコア表は通知表のようなもので、参加者の皆さまの振り返りのために作成しました。アンケートの結果では、殆どの参加者さまがUIUX設計やFigmaの活用に自信がついたと回答しています。
もっと実習に時間をかけたかったこと、レビューによりどこを気をつけたらいいのか気づけたこと、UI設計の前に優先順位やゴールを設計する重要さに気づけた等コメントを頂きました。


ツールの使い方を含めたUIUXデザインの総合習得を目指した4ヶ月間でした。
自分自身がデザイナーになりたてだった頃に立ち返ると、デザインの解像度が上がったときには、いつも周りからのフィードバックがあったことを思い出しました。そのため本研修では、基礎的なやり方を伝えて作ってみていただき、毎週内容を確認してコメントする方式を実施しました。表現に明快な正解や不正解はないため、主にコンセプトとの繋がりに対してフィードバックを行いました。
テキスト入力など簡単な操作から、ユーザーの動きなどを考慮したUIの気遣いまで、参加者のみなさまの成長には毎回驚かされました。この研修を通して感じた失敗・成功体験を踏み台に、状況に合わせたものづくりに繋がったら嬉しいです。

本研修では、Figmaを用いたデザイン制作を中心に、実務で再現性のある使い方や考え方をお伝えしました。受講者の皆さんは非常に真摯な姿勢で取り組まれており、操作への理解が深まるにつれて、アウトプットの完成度や表現の精度が日に日に向上していく様子が印象的でした。最初は戸惑いながら操作していた方も、コンポーネントやスタイルを意識した制作ができるようになり、デザインの意図を言語化しながら進められるようになっていく姿に、大きな成長を感じました。研修を通じて身につけたFigmaの活用スキルが、今後の業務やチーム内でのデザイン品質向上につながっていくことを期待しています。
Client : 株式会社ケイライン ビジネス システムズ
研修設計・講師 : Shiho Asahina, Cho Jonghyon